巨人・鈴木尚広外野手(33)がスイッチヒッターを卒業したことが26日、分かった。23~25日の阪神戦(甲子園)で原監督と話し合って決め「左打ちに見切りをつけました」と幼少期から慣れ親しんでいる右打席で勝負することになった。
24日の試合前練習中、フリー打撃で右打席に立つ鈴木に、指揮官が身ぶり手ぶりで上体を水平に回すように指導。「意識するだけでもかなり違うだろ」。中堅から左に鋭い当たりを連発する鈴木に、納得の表情だった。
その日の試合では8回1死二塁で、左腕・筒井から右打席で教え通りのスイングで中前安打。「うまく実践できた」とはにかんだ。翌日、25日の練習 ではついに左打席で練習することをやめた。「監督と話をして、右の方がスイングがいいし、左はやめようとなりました」と説明。今季、左打席が37打数5安 打の打率1割3分5厘で右打席が18打数6安打の3割3分3厘と数字も後押しした。
福島・相馬高から入団した96年までは右打ちだったが、俊足を生かすためプロ入り直後に両打ちに挑戦。04年には左に専念し、第2次原政権初年度 の06年に再び両打ちになった。「いろいろ変わりますけど、何でも挑戦する僕の野球人生らしくていい」と笑い飛ばす。リーグ4位・15盗塁の脚力だけでな く、打撃でもチーム逆転Vに貢献する。
おせーよwww